学校から頂いた卒業記念品の内容って覚えていますか?私は、時計と印鑑を貰った記憶があります。卒業生代表が卒業式の中で呼名されて貰うんですよね。「大切に使わせて頂きます」という一言と共に。そう、私はせっかく頂いた卒業記念品を大切に使った記憶がありません。今思うと大変申し訳ない。あの卒業記念品は、地域の方やPTAの寄附などでも成り立っているようですね。きっと、寄附してくださった企業さんやPTAの方は、地域の子どもたちの将来のためにと思って寄附してくださったはずです。そして、皆さんはご存知でしょうか?学校から貰うばかりでなく、 学校へ卒業生やPTAから卒業記念品を寄贈しているということを。大人になってから知る驚きの事実です。私の卒業時は何を卒業記念品として寄贈したのでしょうか?
在校生の役に立ててほしい
思い出すと、顕微鏡や大きな古時計、図書館の本、体育祭で使う屋外テントなども寄贈品ですよね。あれは、卒業記念品として贈られている場合が多いのではないでしょうか?最近では、災害時に使えるものなども卒業記念品として多いようです。屋外で手作りできる仮設トイレ、普段はコ ンパクトに収納出来て場所を取らないで、有事の際に使用できる災害対策のものなどは人気のようです。もちろん、在校生だけでなく地域の方々と共に使用もできます。もちろん、使用する場 面が来ないほうが良いのですが、無いとなると大変困ってしまうものです。手作りで組み立てられる災害対策の記念品は他にもあります。今は、組み立てられる2段ベッドなどもあるようです。確かに2段ベッドがあれば場所もあまり取らないで安心感を得られそうです。手作りが出来て、様々なことに対応ができる大きな段ボールも便利なようです。強い段ボールは、ベッドにも収納にも、 椅子にも、テーブルにもなります。女性でも子供でも簡単に手作りできる段ボールベッドやトイレ は卒業記念品としては華やかさには欠けるかもしれませんがいざという時にかなり力を発揮しそ うです。
在校生が楽しみながら勉強できるもの
長く置いておく設備のようなものでないこともあります。例えば手作りの工作キットを全校生徒にプレゼントするなどです。実験器具などもそういう類のものになりますよね。これらのように次年度からすぐに授業で使用できるものなども喜ばれるようです。さらに、昨今は、情報教育に力を入れていますので、プログラミング教材やパソコン、タブレットなどを寄贈し、自分たちのウェブサイトを手作りするような次世代の卒業記念品もあるようです。もしかしたら、自分たちが卒業記念品として寄贈した情報教育の教材で未来のプログラマーが誕生するかもしれません。こういった時代性にあったものや将来を見越したようなものがやはり人気の卒業記念品です。
究極の手作り卒業記念品
究極の手作り記念品と言えば、植樹です。よく小さな桜の樹の下に寄贈者の名前や植樹者の名前が書いてあるプレートがかかっているのを見たことがありませんか?学校への卒業記念品としてもそれは適しているようで、何より、夢がありますよね。この樹は、「父ちゃんが小学生のころに植えたんだよ。」なんて一度でも言ってみたいセリフですし、そういった記憶があれば樹木の成長と共に自身の成長も感じられることができます。人の手と自然が地域の中で時間や年月をかけて作りあげていくゴールのない究極の手作り卒業記念品となります。夢やロマンのある卒業記念品です。植樹を検討しているPTAや卒業生の方は、一度学校に相談することを忘れないでくださ いね。庭師さんが入っている場合もありますので、計画的に配置されている可能性もあります。 必ず学校に相談してから卒業記念品として稟議しましょう。
忘れてはいけない、寄贈者プレート
忘れてはならないのが寄贈者の文字です。古くからある卒業記念品の寄贈品には、大体手書きで書かれた文字が入っていることが多いかと思います。昨今では、手書きまでは行かずとも、インターネットで検索するとオリジナルのプレート製品がたくさんあります。文字やフォント、サイズ、 素材や大きさなどを入力していくだけで、手作りのオリジナル寄贈プレートが簡単に出来上がるそうです。学校への卒業記念品になりますので、真面目な文言を入れるシンプルなものが喜ばれるかと思いますが、中には、ガラス製のものやアルミ、ステンレスなど金属を使ったもの、木材を使用したものなど、素材も豊富に選べるようです。ぜひ、卒業記念品を学校へ寄贈される際は、このプレート部分に凝ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
中々聞きなれない学校への卒業記念品の世界。私もきっと貰ったものばかり覚えているのでしょうね。教科書などは税金から配布されていたりと、小学校、中学校で使用していた多くのものは、 誰かのご厚意で寄贈してくださったものだったりするのかもしれません。部活動で使用していたものなどももしかしたらOBの方からの寄贈品だったりして。それを思えば、もっと色々なものを大切に扱っておくべきだったなあと反省するような記憶も…ぜひ、地域の子どもたちの将来に役立つ素敵な卒業記念品を学校へ贈りたいですね。